のうさぎの部屋

会社辞めて開業社労士の登録しました。関西の低山に登ったり、神社仏閣をめぐったりしてます。

西国三十三所巡り 第十一番 上醍醐 准胝(じゅんてい)堂 (醍醐寺)

4/24、三室戸寺醍醐寺岩間寺に行ってきました。

 

醍醐寺へは、アルプラザ醍醐に車を停めて歩いて行きました。

徒歩15分くらいです。

ちなみに、醍醐寺にも駐車場はあります(5時間以内700円)

 

上醍醐 准胝堂は、2008年の雷による火事で全焼してしまったため、

下醍醐醍醐寺)で御朱印をいただきます。

この火事でご本尊の准胝観音も焼失してしまったようです。

現在は、下醍醐醍醐寺)の観音堂に、分身の准胝観音が安置されているとのことです。

 

なので、醍醐山に登らなくても御朱印をいただけます。

 

私は、西国三十三所巡り以前(2022年9月)に上醍醐に登ったことがあります。

そのときの様子です↓

 

醍醐寺の奥にある女人堂で入山料600円を納め、2時間くらいかけて登りました。

↑途中、いたる所に石が積まれてて恐かったです。

石を積むことに何か意味があるんでしょうか。

 

五大堂

如意輪堂

このときは上醍醐のこともよくわかってなかったので、とりあえず写真を撮った感じです。

今だったら、もっと違う見方ができるかなと思います。



4/24の醍醐寺の話に戻ります。

仁王門の受付で御朱印をもらいに来た旨を伝えると、三宝館、伽藍、霊宝館の三か所の券1,500円を案内されました。

1500円…!?

御朱印をいただくには、この券しかないそうです(時期によって変わります)

 

伽藍エリアに札所の観音堂があります。

お参りして、御朱印をいただきました。

 

観音堂の奥には、弁天堂があります。

池があって綺麗です。

さらに奥へ行くと瀧もありました。↓


伽藍エリアを見終えて、三宝院庭園へ。

↑見られるのは入り口までです。

三宝院に上がるのに別途500円かかります。

私は上がらなかったので、拝観は一瞬で終わりました。

 

次に、霊宝館に行きました。

ここは広くて大きく立派な建物でした。

中も、体育館並に空間が広いです。

 

たくさんの仏像、絵画のなかで私が一番感動したのは、

五大明王像のひとつ、大威徳明王像です。

大威徳明王は水牛にまたがっているのですが、足が6本もあるのです。

足が6本…!?

水牛から降りたとき、どうやって歩行するのか!?

そもそも水牛から降りることはあるのか!?

と、いろいろ考えてしまいます。

 

私は、仏像に関して無知なので、家に帰ってからそれぞれの特徴について調べました。

■ 不動明王

・普通の慈悲心では救済しがたい難化の衆生に対して、大日如来が忿怒の姿「教令輪身」に変化したもの

 

■ 金剛夜叉明王(北方)

・三面、腕が6本

・目が5つある(通常の目の上にもう1列並び、額の中央に1つある)

 

■ 降三世(こうざんぜ)明王(東方)

・三面、腕が8本(例外あり)

・額に第3の目

ヒンドゥー教のシヴァとその妻ウマーを踏んでいる

・降三世法という密教の調伏法がある

・呪い返しのお札がAmazonで売っている

 

■ 軍荼利(ぐんだり)明王(南方)

・一面、腕が8本

・額に第3の目

・腕や足に蛇を巻き付けている

 

■ 大威徳明王(西方)

・水牛にまたがっている

・足が6本

・六面(3面+頭上に小さい顔か3面)、腕が6本

・額に第3の目

大威徳明王法という強力な調伏法がある

大威徳明王を検索すると、関連ワードに「大威徳明王 呪殺」と出てくる

 

やっぱり、大威徳明王が気になります…

 

80年代後半から90年代初頭にかけて、密教ブームがあったようです。

(漫画、アニメ、小説等で密教を題材としたものが流行した。孔雀王、聖伝、天空戦記シュラト炎の蜃気楼など)

このときは、密教の仏像を見に行く人が増えたとのことです。

 

仏像って奥深いですね。